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飲食店サービススタッフの採用面接で本当に見るべきこと|経験よりも大切な「素養」の話

20年で約200人を面接してきて思うこと

私は飲食業界で約20年、店長やマネージャーとして働く中で、のべ200人ほどの面接を担当してきました。

もちろん、面接のプロではありません。

採用して大成功だった人もいれば、
期待とは違った結果になった人もいました。

逆に、

「この人は難しいかもしれない」

と思った方が、大きく成長して店舗の中心人物になったこともあります。

だからこそ採用に絶対はありません。

それでも、多くの人と向き合う中で、

「接客業に向いている人には共通点がある」

と感じるようになりました。

今日は、私が面接で大切にしていたことを書いてみたいと思います。


履歴書だけでは分からない

履歴書は大事です。

これまでの経験や職歴、志望動機など、多くの情報が書かれています。

しかし私にとって履歴書は、

「その人を知るための入口」

でしかありませんでした。

本当に知りたいのは、

  • どんな価値観を持っているのか
  • 何を大切にしているのか
  • 人とどう関わろうとしているのか

という部分です。

接客業は、知識や技術だけでは成立しません。

人と向き合う仕事だからです。


面接で見ていたのは「人柄」

面接では、一般的な質問ももちろんしていました。

  • なぜ接客業を選んだのか
  • なぜ当店に応募したのか
  • 前職を辞めた理由は何か

などです。

しかし、それ以上によく使っていたのは、

その人の価値観が見える質問でした。

例えば、

  • 尊敬する人は?
  • その理由は?
  • どういう人が好き?
  • どういう人が苦手?
  • 仕事ができる人とはどんな人だと思う?

といった質問です。


「尊敬する人」の質問で見えるもの

私が最もよく使っていた質問が、

「尊敬する人は誰ですか?」

でした。

大事なのは、その人物ではありません。

なぜ尊敬しているのか。

そこに、その人の価値観が表れるからです。

責任感を尊敬しているのか。

努力を尊敬しているのか。

優しさを尊敬しているのか。

あるいは挑戦する姿勢なのか。

人は、自分が大切だと思っている価値観を、無意識に尊敬する人へ投影します。

だから私は、その答えの背景を聞くようにしていました。


接客業に必要な素養とは

私が思う接客業に最も必要な素養は、

「相手の気持ちを想像できること」

です。

お客様は何を求めているのだろう。

どうすれば喜んでもらえるだろう。

今、何に困っているのだろう。

それを考え続ける仕事がサービス業です。

だから面接でも、

相手の話を聞こうとしているか。

相手の質問の意図を汲み取ろうとしているか。

そうした部分を見ていました。


素直さは最大の才能

もう一つ。

私が強く重視していたのが、

「素直さ」

です。

接客業は、人との関わりの中で成長していく仕事です。

教わったことを受け止められる人。

失敗から学べる人。

自分の考えだけに固執しない人。

そういう人は伸びます。

逆に、知識や経験が豊富でも、素直さがないと成長は止まります。

私は何度もそれを見てきました。


条件だけで仕事を選ぶ人が続かない理由

もちろん、

  • 時給
  • 勤務地
  • シフト

は大切です。

誰だって生活があります。

ただ、面接中ずっと条件面の話しか出てこない場合は、少し不安になります。

なぜなら、

「何を提供したいか」

よりも、

「何をもらえるか」

だけに意識が向いている可能性があるからです。

接客業は、人に価値を届ける仕事です。

その方向性が合わないと、長続きしないケースが多いように感じています。


採用の前に必要なこと

実は採用で最も大切なのは、

面接技術ではありません。

会社やお店の

  • ビジョン
  • コンセプト
  • 行動指針

です。

どんな人に来てほしいのか。

どんな価値を提供したいのか。

それが明確でなければ、採用基準も曖昧になります。

面接とは、

「選ぶ場」

であると同時に、

「選ばれる場」

でもあります。

だからこそ、自分たちの考えを言葉にして伝えることが大切なのです。


まとめ

採用とは、

同じ船に乗る仲間を迎え入れることです。

だから私は、

経験やスキル以上に、

  • 人柄
  • 素直さ
  • 相手を思いやる姿勢

を見てきました。

もちろん、面接だけで全ては分かりません。

本当の答え合わせは、一緒に働いてからです。

それでも、

どんな質問なら相手の本質が見えるのか。

どうすれば価値観を汲み取れるのか。

その経験を積み重ねることが、採用力を高めることにつながると思っています。

ご参考になれば幸いです。

 


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